toKo toKo Bike Cafe(トコトコバイクカフェ)オーナーの“ゆき”です。今日は、東京都檜原村にある『カフェかなかな』さんを紹介します。
カフェかなかな はこんなライダーさんに特にオススメ!
- トレーラーでキャンプ気分を味わいたい
- 森林浴をしながらのんびりとした時間を過ごしたい
- いろんなバイクが走り抜けるのを気ままに眺めたい
ファンにはたまらない? 1950年代製エアストリーム
東京都奥多摩町と檜原村を結ぶ奥多摩周遊道路。初夏には新緑、秋が深まる頃には紅葉が鮮やかな、バイク乗りに人気のツーリングスポットです。その奥多摩周遊道路を目指して檜原村側から都道206号線を進んでゆくと、カーブを曲がったところにひょっこりと、銀色のバスの様な建造物が現れます。
こんなのあったっけ・・・? 現代アート・・・? と思いながらいつも通り過ぎていました。
しかしある日通りかかってみると・・・あれ? Caféって看板が・・・! バイクも停まってる・・・! と、がぜん興味が沸いてきて(まぁ、現代アートにも興味あるんですけどね 笑)、左ウインカーを出してするっと敷地内に入り、先に停まるバイクの横にグラトラちゃんを停車させました。

バイクから降りて、しばし銀色の建造物を眺めます。やっぱバスかな? 宇宙船かな?(いや、絶対違う・・・) そんなことを考えながら敷地内をうろうろとしていたら、中からエプロン姿のオーナーさんが「いらっしゃい」と出てきてくれました。
そのまましばし立ち話。カフェかなかな は2019年のゴールデンウィークにオープンしたそう。当初から看板は出していたのだけれど目立たなかったので、白地に赤文字で大きくCaféと書いた派手目な看板に替えたのだとか。看板替えて正解だと思います!

銀色の建造物はバスではなく、1950年代のアメリカ製のキャンピングトレーラーで、エアストリームというブランドとのこと。全く無知な分野なのですが・・・洗練さと愛嬌とが混じったフォルムが何だが愛らしいなぁ・・・と、ちょっとうっとり。
レトロトレーラーでプチキャンプ気分を味わう

立ち話も何だからとカフェの中へ。トレーラーの中央にはキッチンがあり、キッチンを挟む形で2席、4~6人座れるソファー席が配置されています。ちょっとした個室仕様です。

へぇ・・・内装は木製なんだ。照明おしゃれ~・・・人生初のキャンピングトレーラー。ついついきょろきょろしてしまいます。

どちらの席にするかしばし悩み、窓が大きく、グラトラちゃんを見ることができる席の方を選びました。

カフェかなかな に到着したのは午前8時ごろ。朝ごはんにするならどれかなぁ~・・・と、しばしメニューを眺めます。私の目に留まったのは「チーズベーグルサンドセット(ベーコンエッグ)」。ベーコンエッグって朝食っぽいよね・・・という謎の思考でこれに決定! セットのドリンクは紅茶を選びました。
注文を済ませ、しばしのんびり。訪れたのは9月の初旬。都心はまだまだ厳しい残暑だけれど、朝の奥多摩は快適な気温。開け放った扉から入り込む風が心地よい。キッチンを背にして座っていたので、調理の音が背中越しに聞こえ、優雅なキャンプの朝を迎えた気分です。

窓の外を時々走り抜けるバイクを眺めつつ、優雅な気分に浸りながら待つこと7、8分、「お待たせしました」とチーズベーグルサンドセットが運ばれてきました。
かりっとしたベーコンに、とろっとしたエッグ。プラスで野菜(レタス&トマト)がチーズベーグルに挟まれた一品です。ベーグル表面にまぶされたチーズの焦げ目が香ばしい。ぺろっとたいらげてしまいました。

紅茶はポットでの提供。これから少し走りたいな・・・と思ったので、眠気覚ましのため、少し長めに蒸らします。
他にお客さんが居なかったこともあり、紅茶をいただきながらオーナーさんとお喋り。どの時間帯が混むのかたずねてみると、ランチの時間がお客さんが多いとのこと。「ひとりでやってるから、お客さんいっぱい来ちゃうと料理出すのに時間かかっちゃって・・・困っちゃうんだよね」と、商売人らしからぬ発言。開店時間をたずねたら、「表向きは7時なんだけど・・・6時から開いてることもありますよ」と。トレーラー内の電気が付いていれば、オープンしているそうです。
オーナーさんのなんとも言えないペースと、カフェかなかな の雰囲気に気持ちがすっかりリラックス。食事を済ませたらすぐ出発する予定だったのに、1時間近く長居をしてしまいました。
森林浴しながらのお食事も可能

私はトレーラーの中で食事をいただきましたが、トレーラーの裏にあるテラス席を利用すれば、檜原村の森に包まれながらお食事をいただくこともできます。

カフェの敷地内にはトレーラーの他に、ログハウスも建っています。何とオーナーさん自ら建設しているのだとか。まだ建設中とのことですが、ご厚意で、中を見学させていただきました。

ログハウス裏のデッキから望む緑は青々と眩しく、川のせせらぎや頬を撫でる風がとても心地良い。旧檜原街道の橋も見ることができます。旧道好きにはたまらないですね。
将来的にはゲストハウスにしようと考えているとのこと。完成が楽しみです。
ところで、何で かなかな って店名にしたのかな? そう思って質問してみました。奥多摩にはひぐらし(かなかな蝉)のイメージがあるのだけれど、「ひぐらし」だと何だか寂しげだから「かなかな」にしたのだとか。
「“かなかな”って2回続けると楽しそうな感じだしね」というオーナーさんの言葉を聞いて、カフェに流れるのんびりとした時間の理由が分かったような気がしました。
まとめ
のんびりとした時間が流れるカフェかなかな。
- トレーラーでキャンプ気分を味わいたい
- 森林浴をしながらのんびりとした時間を過ごしたい
- いろんなバイクが走り抜けるのを気ままに眺めたい
そんなライダーさんはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
お店情報

カフェかなかな
東京都 西東京市 柳沢1-11-6
【 定 休 日 】木曜日
【営業時間】 7:00~18:00(月曜日は午後から、月曜が祝日の日は火曜日が午後から)